子供の頃からナウシカを読んでるのだが、昔はトルメキアの第二軍と第二連隊の区別が全くついてなかった。
だからなぜ第二軍がクシャナの敵であるはずなのに、サパタに残された第二軍（本当は第三軍の第二連隊）がクシャナの味方なのか意味が解らなかった。だから文字の打ち間違いか作者の勘違いではないかとずーっと思っていた。
この第二連隊をずーっと第二軍と勘違いして読んでいた↑
この勘違いに気づくまでに10年以上の歳月を費やした。
この謎が解けると今度は新たな疑問が沸いてきた。
クシャナが率いるのが第三軍。兄たちが率いるのが第二軍。しかし第一軍という言葉は一切出てこない。
では第一軍はどこにいるのか？ 兄たちが率いるのが、第一軍と第二軍の混成部隊じゃないかと漠然と思っていたが、ある日突然ひらめいた。当たり前の事なのだがトルメキアで一番偉いのはヴ王である。
その一番偉いヴ王が率いるのが、当然精鋭の第一軍のはずである。
ずーっとクシャナ目線で見てたので、この事実に気づかなかったが、トルメキア目線で見るとヴ王が主役で、クシャナはどうでも良い人物なのだ。むしろ邪魔者なのでさっさと消えて欲しいのだ。
しかしドルク侵攻の際、息子たちの第二軍と一緒に第一軍も送り出したんじゃないかとも思ったが、ヴ王の性格からしてそれは無いと思われる。常々自分の子共たちが裏切るかもしれないと疑っているので、身の周りには第一軍で警備を固めていたはずである。
クシャナと第三軍が全滅し、第二軍も半壊状態になり、これで寝首をかかれる恐れがなくなり、ようやく第一軍を引き連れてシュワへと侵攻したのではないだろうか。
私と同じように気づいてない人が多いのでないかと思い、トルメキア解説動画を作りました。